新刊情報


『瑠璃城』殺人事件


    『瑠璃城』殺人事件   (講談社文庫 620円 発売中)
生まれ変わるたびに殺し合う男と女。 何一つ報われない未来のために、 血塗られた短剣の呪いを終わらせましょう。 まさに物理トリックの大海嘯。

近況報告

 『「瑠璃城」殺人事件』の文庫版が今月出ました。解説を辻村深月さんに書いていただきました。ややこしい話なのに、とてもわかりやすく解説してくださっています。「瑠璃城」は僕が書いた長編の中でも枚数的に一番少ないのですが、トリックの図版はもっとも多いです。しかも舞台がぽんぽん飛び、時代も行ったり来たりするので、なかなかストーリーについていくのが大変かと思うのですが、あまりそういうことに囚われずに「ページ順に物語を楽しむ」つもりで読んでいただくのが、ポイントかと思います。今回、文庫化にあたっては、中身をほとんどいじっておりません。書いた当時の怖いもの知らずなトンガリ具合をあえてそのままにしておきました。

 同時に今月発売されている講談社文庫の「IN・POCKET」でインタビューを受けています。どういう経緯をたどって作家になったかということがわかるかと思います。よかったら読んでみてください。ちなみに中学生の時、乱歩の真似ごとみたいな小説をノートに鉛筆で書いたのですが、タイトルはたしか「三日月」。これだけではまったくどんな話かわかりませんが……犯人は仮面を被っていて、口元が三日月の形をしているから、そう呼ばれているんです。主人公は私立探偵と爆弾魔の女の子だったと思います。爆弾魔という設定が活かされていたかどうかもう覚えてませんが、犯人は気球に乗って逃げたり、探偵がそれを自動車で追っかけたりと、かなりへんてこりんな探偵ものでした。ちなみにノートははるか昔にお焚きあげして成仏してもらいました。

 少し遅れてしまいましたが、先月の『ミステリーズ!』(東京創元社)にも短編が載っております。ちょうどバレンタインの時期なので「毒入りバレンタインチョコ」という話を書いたのですが、ここで紹介している時点ですでにホワイトデーさえ過ぎているという始末。ちなみに来月出る予定の『ミステリーズ!』にも短編が載りますよ。

 それから告知としては講談社BOX編集部の新しい雑誌『パンドラ SIDE-B』に「ピストル・テニス」という短編が載ります。出ました「ピストル・テニス」。どんな話なのかはまだここでは秘密にしておきます。そのうちBOXのHPあたりで告知があると思います。そしたらまたここでもご報告します。

 もともとこのブログは「これくらい原稿書きました」などと書くことで、編集部へ「ああ今日もがんばってるな」と安心感をアピールする予定もあったのですが、これまでここに原稿の進捗状況を書いたことは一度もありません。さすがに「ぎりぎりです」とか「不思議のダンジョンに逃避しました」とか書けないわけで、しまいには余裕こいてると思われないようにブログの更新さえしなかったり……実際にここ最近はブログ書いてる暇もないという状況ではあったのですが、ここまで放置してばかりいたらだめですよね。

 追記 右に質問コーナーみたいなものを設けて、気軽に質問を受け付けてそれをブログのネタにしようかと思ったのですが、メールフォームを使うとどうしてもメールアドレスとか入力しないといけないみたいです。もっと簡単に一言質問だけを送れるような装置があるといいのですが……基本はラジオのハガキコーナーみたいな方向で今後やっていこうかと思っています。

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